[原理]歯肉圧排材料に含浸した歯肉圧排糸を歯肉溝に圧入して、辺縁歯肉を一時的に歯面から排除することで印象採取時のマージン部が明確になる。【禁忌・禁止】 [ 適用対象] (次の患者には使用しないこと) 1) 本品の成分に対して、発疹、皮膚炎等の過敏症を有する患者 [ 使用方法] 1) 詰め替え用シリンジに充填した材料は、30mL シリンジに押し戻さないこと。 2) 交差感染を防ぐ為、使用した詰め替え用シリンジを再度30mLシリンジに取り付けないこと。 3) 付属チップ・詰替用シリンジは再使用禁止
[ 使用方法等に関連する使用上の注意] 1. 本品を患者口腔内で使用する前に、必ず均一に注出されるかどうか確認すること。 2. 交叉感染を防ぐために、30mL シリンジから詰替用シリンジに詰替える際は未使用のものを使用すること。 3. 修復の場合は、歯肉圧排コードが形成や研磨処置の際に軟組織を保護するので、処置が終了するまでコードを挿入したままにしておいてよい。処置後はコードと本品を完全に除去し、スプレー水で洗浄すること。 4. デントインフューザーチップ又は歯肉圧排コードを使用した後 は、必ず患部を強圧のスプレー水で洗浄し、修復対象部位を 汚染する残留物等が無いことを確認すること。それがなされない場合、残留する本品や唾液、血液、歯肉溝液が象牙質またはエナメル質を汚染する。このことは修復対象部位の接着や封鎖性を低下させ、結果的には修復部位に微小漏洩が発生することになる。直接修復の場合は、残留仮封セメントも修復対象部位を汚染するので、必ず歯面研磨用のラバーカップやブラシ等を使って表面を擦り洗いすること。
[使用上の注意]1. 使用注意 (1) 本品を所定の用途・用法以外には使用しないこと。 (2) 使用時に誤って目に入った場合には直ちに十分な水で洗浄し、眼科医の診断を受けること。飲み込んだ場合は大量の水を飲ませるなどして適切に処置すること。 (3) コードから材料が垂れることもあるので、患者に付着しないよう十分に注意すること。 (4) 本品は強酸性材であるので、取扱には十分に注意すること。 (5) 本品を浸した圧排糸を5 分以上患部に留置させないこと。
2. 重要な基本的注意 (1) 本品や唾液、血液、歯肉溝液、仮封セメント等が残留していると、レジンの接着性や硬化性を低下させて微小漏洩の原因になるので、必ず強圧のエア / ウォータースプレーをかけながら歯面研磨用のラバーカップやブラシ等を使って擦り洗いをして完全に洗い流すこと。 (2) 本品を同様の滲出液抑制効果のある他の硫酸鉄や塩化アルミニウム材、エピネフリン含有材と併用しても滲出液抑制効果が増すことはないので併用しないこと。 (3) 他の材料を塗布する前は、必ず本品を完全に洗い流すこと。
3. 不具合・有害事象 本品の使用によって起こる不具合・有害事象は以下のとおりである。 (1) 重大な不具合 以下のような不具合が現れた場合は、適宜、必要な処置を行うこと。 ・破損、折損 ・動作不良 (2) 重大な有害事象 以下のような有害事象が現れた場合は、適宜、適切な処置を行うこと。 ・本品に含まれる成分に対しての過敏症
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